サービス概要

Managed i Serviceとは?

Managed-iは IBM i (AS/400) をクラウド型で利用できるサービスです。インターネット接続を前提としない閉域網と国内データセンターを利用するためデータが国外に配置されることは一切なく、安全安心にご利用いただけます。

すべてのマシンは冗長化されており、IBM iを停止することなくCPUやメモリの交換を含むすべてのメンテナンスを行えます。バーストオプションにより契約量以上のCPUリソースを一時使用することも可能で、突発的な高負荷も安心です。

最低利用期間は1か月から承ります。本番業務としての本格利用はもちろん、ちょっとした開発、検証にもぴったりです。ハードウェア所有にかかるTCOをアウトソースすることで、効率よいIT投資を可能にします。

解決できる課題

こんな課題に最適です
     
  • クラウドサービスの利用に興味があるが、IBM iをインターネットに出したくない
  •  
  • パブリッククラウドでは国外にデータが保存されてしまわないか不安
  •  
  • なるべくIT資産を持たず、自社メンバーをハードウェアやOSの運用管理業務から解放したい
  •  
  • 短期の開発や検証に、IBM iをもっと気軽に利用したい
  •  
  • Powerマシンの保守切れの時期に来てしまったが、買い替えを迷っている
  •  
  • BCP(事業継続計画)のためリモートサイトに災対環境を持っておきたいが自社構築は費用と時間がかかる
  •  
  • 災対環境を最小限のリソース量で維持しておき発動時に拡大可能とすることで、平時のコストを抑えたい

特長・メリット

Managed i Serviceを利用するメリット

Managed iの3つの「安全」

  • Powerマシン本体、ストレージ装置、SSDを含めて、すべてのハードウェアリソースは冗長化しています。ハードウェア障害に強く安全な構成です。
  • インターネット接続が必須ではないので、通信セキュリティも安全です。クラウドとの通信回線は任意の閉域網が選択可能です。閉域回線や通信装置を含めたご提供も可能です。
  • ハードウェアはすべて国内データセンターに設置しております。一般的なクラウドサービスとは異なりデータが海外に配置されることはありません。データセンターは Tier-3 レベル※の堅牢性を備えております。

※米国データセンター業界団体による評価基準にもとづいて自己評価した結果

最適なリソースだけを契約して利用費を節約

ベースモデルを選択後、最適なリソースにカスタマイズいただけます。無停止でのリソース追加・変更も可能です。

突発的な高負荷でも安心。遊休プロセッサーを一時利用できる「CPUバースト」

突発的な高負荷に備えて大量のCPUを契約する必要はありません。一時的に契約量以上のCPUを利用できる「バースト」オプションにより、月次処理やビジネスピークに遅延が生じません。

災対利用にも最適

バックアップデータの遠隔レプリケーションからフルサイズの災対構成まで、広域災対を想定したさまざまなBCPオプションを揃えております。オンプレミスや他社クラウドでの本番環境を事業継続するための災対環境としてもご利用可能です。

すべてのディスクに高速なSSDを採用

Managed-iのディスクはすべてSSDを採用しています。SSDは従来型HDDの33倍から250倍高速と評価されているデバイスです。

オンプレ同様の使い勝手とサポートをクラウド型で提供

Managed-iでは物理テープと同じ操作感を持つVTL(仮想テープライブラリ)、広域災害を意識した災対拠点、安全で堅牢なTier-3国内データセンターなど、オンプレミスと同様のシンプルで使い勝手のよいクラウドサービスを提供できます。

オンプレ同様の使い勝手とサポートをクラウド型で提供

機能・仕様

サービス詳細/機能・仕様

基本サービス

項目内容備考
基本リソースCPU:1,020CPW以上
メモリ:4GB以上
システムASP:200GB以上
柔軟なカスタマイズが可能。
モデルにより「CPUバースト機能」も標準提供。
稼働OSIBM i V7.3以降メーカー保守サポート終了まで。
標準ライセンスIBM i / WDS /Query / 多機能印刷
/ パフォーマンスツール / BRMSなど
WebQuery、通信ユーティリティ、
S/38ユーティリティなど有償ライセンスの追加利用も可能。
冗長性ハードウェア:
筐体レベルの二重化を標準提供

ストレージ:
筐体レベルの二重化を標準提供
スタンバイ機へ切り替えて業務継続することが可能。
すべてのドライブは高速なSSDを採用。
SSDはすべてRAID保護済み。
バックアップ機能モデルにより仮想テープライブラリを標準提供
・ドライブ数1
・カートリッジ1.6TB×12本
(オプションで追加も可能)
SAVSYS、SAVLIBなどのOS標準のバックアップコマンドが
そのまま利用可能。
BRMSを使用した高度なバックアップも可能。
監視サービス死活監視サービスを標準提供さまざまな監視サービスをオプション追加可能。
サービスデスク当サービスの包括的な窓口機能
・受付時間:
 年末年始を除く平日9:00~17:00
・障害対応:
 24時間365日
お客さまのご担当者登録は2名まで可能。
(複数区画をご利用の場合、別途ご相談下さい)
ヘルプデスクIBM iのQ&A対応 / 技術支援ヘルプデスクサービス
・受付時間:
 年末年始を除く平日9:00~17:00
・対応時間:
 年末年始を除く平日9:00~17:00
IBM SWMAへのエスカレーションも承ります。

オプションサービス

さまざまなオプションサービスを取り揃えています。

リソースデリバリーサービス

追加のリソースを提供し柔軟な構成変更を実現します。

  • CPU、メモリ、SSDの追加利用サービス
  • 標準外ライセンスプログラムの追加利用サービス
  • LTOドライブの追加利用サービス
  • LANコンソール用の仮想マシン利用サービス
技術支援サービス

プロフェッショナルが貴社システムのプロアクティブな運用管理をお手伝いします。

  • リモート技術支援(ヘルプデスク)サービス
  • OSバージョンアップ、リリースアップサービス
  • PTF適用サービス
システムヘルスチェックサービス

システムの正常性を可視化して安定運用に寄与します。

  • エラーログ定期チェックサービス
  • パフォーマンスモニターサービス
  • パフォーマンスレポートサービス
監査対応サービス

監査ログを可視化するツールをご提供します。

  • 監査対応サービス
    監査ログやデータの変更履歴を収集・管理し、システムの利用状況を可視化します。ログデータはPCのほかスマートフォンからも参照可能です。
BCP対応サービス

レプリケーションサービスを提供します。可用性の向上、事業継続性の向上に寄与します。

  • DRサイト、HAツール利用サービス
    広域災害を意識した遠隔サービス拠点にデータとオブジェクトをリアルタイムでレプリケーションします。
  • リモートバックアップサービス
    広域災害を意識した遠隔サービス拠点にバックアップデータをレプリケーションします。
    テープ外部保管の代替を実現します。
  • 災対ストレージサービス
    広域災害を意識した遠隔サービス拠点にストレージごとにリアルタイムでレプリケーションします。
  • 災対ストレージ拡張サービス
    広域災害を意識した遠隔サービス拠点にストレージをリアルタイムでレプリケーションし、有事の際にはリモートサイトで業務継続できます。
    ご要望に応じて年1回、災対環境への切替訓練をご支援します。
監視サービス

区画のPing監視のほか、QSYSOPRメッセージや任意のジョブの監視を提供します。

  • メッセージ監視
    特定のメッセージ待ち行列を監視いたします。
  • ジョブ監視
    活動ジョブの監視をいたします。
運用サービス
  • VTL<->LTOコピーサービス
    VTLボリュームをお預かりしたLTOへ複写します。
    お預かりしたLTOをVTLボリュームへ複写します。
  • 業務オペレーションサービス
    貴社業務の一部をオペレータが代行します。
移行サービス

クラウドへの移行をプロフェッショナルがご支援します。

  • 移行計画・切替計画策定サービス
  • 移行支援サービス
ライセンス管理サービス

インストールされているソフトウェア資産やソフトウェアの使用状況を収集してライセンスの適切な管理機能を提供する、IBM License Metric Tool (ILMT) をご利用いただけます。

  • ILMT サーバ提供サービス
  • ILMT エージェント導入サービス
クラウドコネクトサービス

クラウドとの接続機能を提供します。

  • 光アクセスサービス
  • SSL-VPN サービス

導入までの流れ

Managed i Serviceの導入までの流れ

お申し込み後、最短15営業日でご利用が可能です。

  • 01 ご希望リソースとオプションサービスをご提案
    ご希望のIBM iリソース (CPU・メモリ・SSD)、OSバージョン、追加ライセンスプログラムなどをお伺いし、最適なプランをご提案します。 既存システムからの移行の場合はパフォーマンスデータをお預かりして最適なサイジングをお手伝いすることも可能です。クラウドとの接続方法、バックアップ方法を検討し、必要に応じて運用のご支援サービスも提案します。
  • 02 ご契約~リソース準備
    ご契約のリソースと回線サービスを準備します。 回線サービスを自社でご手配される場合はこの間にお申込みをお願いします。
  • 03 ご利用開始
    最短でお申し込みの15営業日後をめどにご利用を開始できます。 マシン移行(データ移行、設定移行、本番切替など)の役務サービスも承ります。

費用

Managed i Serviceの費用

月額利用料 ¥110,000~/月

FAQ

Managed i Serviceのよくあるご質問
利用するロケーションは選べますか
東日本、西日本から選択可能です。
月途中でのリソース変更は可能ですか。
可能ですが日割りができませんので、月初のタイミングでの変更をおすすめします。
最低利用期間はありますか。
1か月から利用可能です。(ただし、クラウドコネクトサービスなど「1年間」の最低利用期間を設けているサービスもあります)解約は3か月前までに申し受けます。3か月以内にご解約の予定がある場合は、お申し込みの時点で解約を申し入れていただきます。
ToolboxやHybridシリーズのようなサードベンダー製のツールは持ち込めますか。
サードベンダー側で許されている場合に限りますが、お客さまがお持ちのサードベンダーツールを Managed-iに持ち込んでいただくことは可能です。Managed-iのオプションとして月額利用いただけるツールもございますのでお問合せ下さい。サードベンダー製品のご提案やマシン移行のお手伝いも可能です。
古いバージョンのOSは利用できますか。
メーカーサポートが終了したバージョンのOSは利用できません。 2022年1月現在では IBM i V7.3、V7.4 が利用可能です。
VTLのイメージがわかないのですが、TS3100やTS4300などのテープライブラリとどう違いますか。
IBM i での操作感はラベル付きのテープライブラリ装置(LTO)と変わりません。 DSPTAP DEV(TAPMLBxx) VOL(ボリューム名)のようにボリューム名を指定して利用します。
VTLはシステム保管 (SAVSYS) が可能ですか。
可能です。
コンソールは提供されますか。
オプションでご利用できます。
複数の区画を契約するとき、区画AでバックアップしたVTLボリュームを、区画Bでマウントして復元できるでしょうか。
可能です。標準ではそれぞれの区画でVTLを構成しますが、複数の区画で同じVTLへアクセスできるよう構成することも可能ですのでご相談ください。

このページの製品に関するご相談はこちら

本ページの製品・サービスに関するご相談からお見積もり依頼まで承っております。
まずはこちらからお気軽にご相談ください

お問い合わせ

ご相談やお見積もり依頼は
こちらからお気軽にお問い合わせください。

お問い合わせ

資料請求

私たちの特長、支援事例をまとめた会社紹介資料は
こちらからダウンロードできます。

資料をダウンロード