サービス概要
Power Virtual Server導入サービスとは?お客さまのご要望にあった、IBM Power Systems Virtual Server環境構築を支援するサービスです。主な支援内容として以下4点があります。
- 必要な資源(CPU、メモリー、ディスク)の算定
- IBM Cloudとのネットワーク接続
- IBM Power Systems Virtual Server運用支援
- BCP(災対)環境の構築・運用支援
解決できる課題
こんな課題に最適です- 積極的にクラウドを活用したい
- オンプレミスマシンの維持管理が負担になってきた
- BCP(災対)環境を安く早く構築したい
- 開発などで特定期間だけマシンを増強したい
- 新しいOSバージョンでアプリケーションを検証したい
- ハイブリッドクラウドに興味がある
特長・メリット
Power Virtual Server導入サービスを利用するメリットシステムを切り替えるだけで素早く、効率的な災対環境を構築
クラウド上にオンプレミスと同じ環境を構築すると、被災時にシステムを切り替えるだけで、事業継続が可能に。従量課金制なので、平常時の大幅なコスト削減が可能です。
平常時
災害時
最新の開発・検証環境のご提供
いつでも、期間限定でも最新機能を試すことが可能です。また、Red Hat OpenShiftにも対応しているので、コンテナ・アプリケーションの開発や検証環境としても利用できます。従量課金制なので、維持コストの削減が可能です。
必要コア数が少ないので保守料金を削減できる
BCP(災対)環境や開発・検証環境だけではなく、本番環境としてご利用いただけます。Power Systemsは高性能で、必要コア数が少なく済むので、ソフトウェア保守料金の削減が見込めます。
機能・仕様
サービス詳細/機能・仕様紹介動画
コロナ禍でわかったIBMiAS400の運用とBCPの最適解IBMクラウドとは
Power Virtual Server7つの特徴
- 数クリック、わずか10分で区画が稼働
- 利用料金は1時間単位。「ちょい開発」「ちょい検証」にも最適。CPUやメモリの一時追加もセルフサービスで自由自在
- クラウドならではの柔軟性で稼働中にCPU、メモリ容量が変更可能
- 世界中のデータセンターでも、国内のデータセンターでも稼働可能。さらにデータセンター間を結ぶ高速通信網の利用が無償
- Power Virtual Serverはパブリッククラウドでもっとも早くSAP HANA / NetWeaverの認定を獲得
- バックアップデータをクラウド上で保持しておくことも、作成した仮想マシンをキャプチャ&デプロイすることも可能
- オンプレミスではサポートが終了したOSも一部サポート継続。IBM i v7.1やv7.2の延命利用も可能 ※利用可能OSバージョンAIX v7.1、v7.2 / IBM i V7.1~v7.4(2021/11現在)
対応OS
- IBMi(V7.2、V7.3、V7.4)TRは最新のみ
- AIX(V7.1、V7.2、V7.3)TLは最新のみ
LINUX以外は持ち込むことで導入可能、ただし、随時変更されるので、ご相談ください。
重要な留意点
- V.24アダプター、FAXアダプターなど物理通信アダプターは利用できない。
- テープ装置は使用できない。
- ベンダーソフトウェアはPowerVSに対応していないものがある。
対応方法は、ご相談ください。
導入までの流れ
Power Virtual Server導入サービスの導入までの流れ最短で1か月程度で導入が可能です。(OSのみ)
バックアップ環境の構築支援(ICOS使用)、ICOS使用のためのリバースプロキシ構築が含まれる場合、2か月程度必要となります。
費用
Power Virtual Server導入サービスの費用参考構成
CPU | 0.25コア |
Memory | 20GB |
ディスク | Tier3 1000GB |
ICOS容量 | 1000GB |
OS | V7.4 |
開発 | 5ライセンス |
月額 | ¥183,900- |
導入支援サービス費
¥3,000,000~
(リバース・プロキシサーバー構築、バックアップ環境構築支援含む)
支援事例
Power Virtual Server導入サービスの支援事例事例1
課題
大きな負荷に備えるために大きなマシンを維持するのは無駄が多い
解決
1時間単位の利用料金で利用効率がアップ
業務のピークに合わせてCPUやメモリ量を増減
- 月に1度の締め処理のために大きなマシンを保持する必要がありません
- たとえば1時間だけ増強すれば追加費用は1時間分の利用料だけ
- 平常時は最小限の構成にしておくことで維持費の削減になります
- マシンの追加も簡単なため、検証をしたいときだけ検証環境を追加
事例2
課題
基幹システムをインターネットに出したくない
解決
RESTサーバーやDXアプリケーションをPower Virtual Server上に配置することでオンプレマシンの変更不要で基幹業務をDX
- オンプレマシンをインターネットに接続することなく、安全にDXを実現
- IBMクラウドのデータセンター内で稼働するため、パフォーマンスとネットワークコストの両面でWatson AIとの連携にも有利
事例3
課題
災対環境の維持にかかる費用は相当なもの。なんとか安く維持できないか
解決
クラウド上に安価で低スペックな仮想マシンを災対環境として用意することで、BCP / DR as-a-Serviceのお手軽災対が完成
- 通常時はPower Virtual Server上に低スペックな災対機を運用しておくことで維持費削減。災対時はCPUとメモリを増強してフルスペックに
- 専用ツール(オプション)によりデータはリアルタイム同期が可能
- クラウドストレージ上の日次データをPower Virtual Serverへ復元して業務継続が可能
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