Nutanix(HCI)導入サービス

サービス概要

Nutanix導入サービスとは?

サーバーとストレージを一体化して、仮想化環境の複雑さを劇的に解決するITインフラストラクチャーです。複雑なレガシーインフラストラクチャーでは、ビジネスの急速な変化やニーズに迅速に対応できません。従来のインフラが抱えるさまざまな課題を、国内HCI市場シェアNo.1のNutanixが解決します。オンプレミスとパブリッククラウドのいいとこ取りで、あらゆるワークロードを最適な環境でサポート。導入前にお客さま環境にてアセスメントを実施し、最適なリソースをサイジングするところから支援します。

解決できる課題

こんな課題に最適です
     
  • 基盤をすべて一度に入れ替えると、初期コストの負担が重くなる
  •  
  • 大量の仮想マシンを移行するのが大変
  •  
  • スケールアップするにはシステム停止が必要で容易に対応できない
  •  
  • サーバーを増やしてもストレージのパフォーマンスがボトルネックになってしまう
  •  
  • サーバー・ストレージ・ハイパーバイザーなど管理画面がばらばら
  •  
  • バージョンアップ時などに互換性の確認が大変

特長・メリット

Nutanix導入サービスを導入するメリット

SDSテクノロジーにより、すべての機能をソフトウェアで実現

複数サーバーのローカルストレージをSDSで統合し共有ストレージとして利用すれば、SANや外部の共有ストレージが必要なくなります。

優れた拡張性、高信頼性、高パフォーマンスを備えたストレージ

データを複数ノードに複製・分散し、冗長性を担保しています。この信頼性により、RAIDを用いた従来のストレージの仕組みに比べ、高速にリビルドを行えるため高いパフォーマンスを実現しています。

Nutanix認定資格を持つ技術者がお客さまを支援

Nutanixの上位資格であるNutanix Certified Sales Expertをはじめとし、Nutanixの認定資格を保有する技術者が多数所属しています。Nutanix単体を導入するだけでなく、他ソリューション(例:VDI、バックアップツール、セキュリティ、NWなど)を組み合わせてお客さまの課題を解決します。

機能・仕様

サービス詳細/機能・仕様

Nutanix導入サービスの概要

分散システム設計

Nutanixは、最小で3台のサーバーあるいはノードから構成されるクラスターとして提供され、各ノードには、CPU、メモリ、フラッシュドライブ、ハードディスクドライブ、そしてハイパーバイザーが格納されています。各ノードは相互に10Gbイーサネットスイッチで接続され、Nutanixソフトウェアはクラスターの各ノードで、コントローラーVM(CVM)と呼ばれるユーザーモードVMで稼動します。CVMは、相互に通信しながらクラスターの全ノードのストレージドライブを使って1つのストレージプールを生成し、これを分散ストレージファブリック(DSF)と呼びます。

DSFでは、データとメタデータをクラスターの全ノードに分散すると同時に、データの重複排除や圧縮、クローニング、階層化、自己回復機能などを完全な分散方式で提供し、クラスターに単一障害点やホットスポットの発生を防ぎます。このアーキテクチャーによって、必要なときに何の制約もなくクラスターにノードを追加し拡張(スケールアウト)できます。クラスターのパフォーマンスやキャパシティは、追加・拡張したとおり、リニアに性能を発揮します。

HCIのストレージ機能

今までハードウェアで実現していたストレージアーキテクチャーをソフトウェアに置き換え、汎用的なx86サーバー上で実行できます。Nutanixをご利用いただいているお客さまは、最新版のソフトウェアリリースをワンクリックでインストールしていただけます。Nutanixソフトウェアは2つのコンポーネント、AcropolisとPrismで構成されています。

Acropolis

仮想化/ストレージ機能をビルトインしたプラットフォーム

Acropolisのテクノロジーがエンタープライズでの利用を可能にします。

インテリジェントな階層化

パフォーマンスを自動的に最適化
仮想化/ストレージ機能をビルトインしたプラットフォーム

  • さまざまなストレージ階層を活用
  • データのアクセスパターンを継続的に監視
  • 最大のパフォーマンスが得られるようデータを最適配置
  • ユーザーの介入は不要

ホットデータ > SSD

  • ランダムデータ
  • 永続的な階層
  • 最高のパフォーマンス

コールドデータ > HDD

  • シーケンシャルデータ
  • キャパシティ優先
  • もっとも経済的
データローカリティ
  • VMと同じノード上にデータを保持
  • Read処理を同じノードで実行
  • ILMがリモートデータを透過的にローカルコントローラー上に移動
  • ネットワークを介したやり取りを大幅に低減
  • vMotion/ライブマイグレーション中はデータもVMと一緒に移動
自動ディスクバランシング
  • クラスター/ノード内のストレージのリアルタイムバランシング
  • 同じノードタイプでも、異なるノードタイプ(CPU中心型、ストレージ中心型など)の混在もサポート
  • 均一性のある分散データ
  • MapReduceフレームワーク
  • マニュアルによる介在は不要
消失訂正符号(EC-X)
  • 1台のディスクがボトルネックに
  • ハードウェア・デファインド
  • スペースをムダにするホットスペア
  • 自己回復機能は継続しながら、ストレージの最適化を図ることが可能に
  • 可用性の最適化(高速なリビルド)
  • クラスター全体のパワーを活用
  • 使用可能キャパシティを最大75%拡大
総合的なバックアップとDRソリューション
Nutanix Cloud Connect

Cloud Connectとは

  • Nutanixのハイブリッドクラウドソリューション
  • Nutanix Xi、Azure、Google CloudおよびAWSと連携

適用例

  • アーカイビング
  • バックアップ

差別化要因

  • 容易な設定・管理
  • WAN最適化レプリケーション
  • 非同期レプリケーションと相互運用可能

Prism (総合管理ソリューション)

Prismはデータセンターの管理をシンプルにします。

データセンターの管理をシンプル化
シンプルでわかりやすいGUI
分かりやすい設備計画
豊富で詳細な分析機能
ワンクリックアップグレード

ワンクリックアップグレードとは
Nutanixソフトウェア、ハイパーバイザーおよびファームウェアを、人の介在やシステムを停止することなく、自動的にアップグレード

特長

  • アーカイビング
  • バックアップ

差別化要因

  • ノードのアップグレードを並行して可能
  • 自動的に順番付けしてリブート
  • 手を触れることなく数分で完了
  • アップグレード中もシステム停止は不要
  • iOSのアップグレード同様の簡単さ
ライフサイクル満了時の対応も、無停止かつシンプルに

作業のステップ(例)

  • 新しいノードをクラスターに追加 → 新しいノードにデータが分散される
  • 古いノードをクラスターから取り外す操作をし、しばらく待つ → クラスターに残ったノード上でデータが再分散される
  • 再分散完了後、物理的にノードを取り外す

Files

FilesはNutanix内で完結するファイルサービスで、Nutanix上で専用の仮想アプライアンスとして提供されます。1-Clickでの導入や自動二重保護、シンプルな管理画面などNutanixの特徴をファイルサーバーで利用できます。

Nutanixへのストレージ統合
  • 仮想サーバーと同居可能。導入済みのNutanix上ですぐにFilesの展開が可能
  • 災対サイトのNutanixと連携することで、ファイルサーバーのDRを容易に実現
スケーラブルにパフォーマンスを向上

ファイルサービスの使用状況に応じてスケールアウト、スケールアップをすることで、パフォーマンス向上や容量追加を迅速に行えます。

数十億のファイル、数万のユーザーセッションの処理が可能

  • 最低3台のファイルサーバーVM(FSVM)で、1つのファイルサーバークラスターを構成
  • FSVM1台あたり4vCPU,12GB~
  • 最大16FSVMもしくはCVM数と同じ(いずれか小さいほう)まで拡張可能
多種多様な機能を搭載

Nutanix Filesでは下記の機能が利用可能です。

  • サポートプロトコル: NFSv3, v4 & SMBv2.0, 2.1, 3.0
  • クオータによる割当制限
  • Windows AD(SMB/NFS), LDAP(NFS) との統合
  • FSVMとデータの両方に対する高可用性
  • セルフサービスリストア機能(Windowsにおける「以前のバージョン」対応/NFS利用時のsnapshotディレクトリ対応)
  • File Analyticsによる各種ファイル分析/監査証跡/アクセス行為に対する異常検出
File Analyticsによる分析

各種ファイルの分析、監査証跡やアクセス行為に対する異常検出が可能です。

保存データに関する情報

  • 保存済みのデータとその経時変化について可視化

監査証跡

  • 簡単な検索とフィルタリング(誰がいつ、どのファイルにアクセスしたのか)

異常の検出

  • アクセス行為に対する定義と検出
  • 定義した状況を検出するとアラートを発信

導入までの流れ

Nutanix導入サービスの導入までの流れ
最短2か月で導入が可能です。
  • 01 アセスメント
    お客さまの「構成情報」「システムの稼働状況」を可視化することで現行の課題を洗い出し、最適な仮想環境の効果を含め報告します。
  • 02 導入構築
    Nutanix基盤を活用した、仮想統合環境や仮想デスクトップ環境の導入構築を実施します。また既存環境からの移行についても対応可能です。
  • 03 運用支援
    構築後の基盤運用について、構築時のお客さま基板設定を用いてサポートを実施し、お客さまの運用工数削減に寄与します。

費用

Nutanix導入サービスの費用

お客さまの要件により費用は変動しますので、まずはお気軽にお問い合わせください。

支援事例

Nutanix導入サービスの支援事例

事例1

顧客:製薬業

利用用途:仮想基盤リニューアル

プロジェクト期間:3か月

課題

  • 既存の3Tier(サーバー・スイッチ・ストレージ)基盤の拡張を実施しようとしたが、Bladeシャーシ追加、既存ハードウェア群とのサポートや互換性の確認など、多くのハードルがあった
  • 今後も仮想基盤の利用拡大が想定されるが、事業部からの急な要望があるなど、拡張の見通しが非常に困難

Nutanixの評価ポイント

  • スモールスタートでき拡張が容易
  • 構成がシンプル
  • 運用が簡単(Prism)
構成イメージ

事例2

顧客:製造業

利用用途:VDI・仮想基盤統合運用

プロジェクト期間:8か月

課題

  • VDI環境(200ユーザー)とそれ以外の仮想基盤でクラスターが分かれていた
  • 仮想基盤の更改のタイミングで、物理機器のスリム化・運用管理の簡素化など、最適なインフラ基盤を検討していた

Nutanixの評価ポイント

  • 既存の仮想基盤と比較し構成がシンプル
  • 稼働後もVMを停止せずに基盤の拡張や更改が可能
  • 導入の3年前からSCSK MinoriがNutanixセミナーを開催し情報提供を受けていた
  • Nutanixだけでなく、VMwareやWindows 10まで含めて将来のライフサイクルを提案してもらえた

事例3

顧客:卸売業

利用用途:ProActive基盤

プロジェクト期間:6か月

課題

  • 基幹システムをIBM iからProActiveに変更するが、既存IBM iと同等の事業継続性の高いIT環境を実現したい
  • 基幹システムは今後継続的な拡張が予定されており、IT基盤もシームレスに拡張したい

Nutanixの評価ポイント

  • AS400と同等の事業継続性を実現するIT基盤サービスを実現
  • 既存の仮想基盤もNutanixに集約し、統合IT基盤環境を実現可能
  • DXに対応したIT基盤(拡張性・ハイブリッドIT基盤)

事例4

顧客:製薬業

利用用途:Nutanixノード追加

プロジェクト期間:4か月

課題

  • 今後の稼働予定リソース計画で既存のリソースが不足することが分かった
  • ノードを追加するとNutanix上で利用しているSWに課金が発生するため追加ノード数を抑えたい

Nutanixの評価ポイント

  • 初期導入済みの4ノードとは違うモデル、違う搭載リソースであっても追加可能
  • ノード間のリソースがアンバランスな構成における設定や運用方法を提案してもらえた

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