Microsoft EOS 対策サービス

サービス概要

Microsoft EOS 対策サービスとは

EOS(End Of Service)を迎えるMicrosoft製品に対して、最新バージョンへのアップグレードやクラウドサービスなど、お客様に最適なソリューションを提供するサービスです。

EOSとは

EOSとは「End of Support」の略で、製品ライフサイクルの終了を意味します。EOS以降は、対象となる製品・サービスの機能追加やセキュリティ更新プログラムの提供、問い合わせ対応、障害発生時の保守対応などのメーカーサポートを受けることができなくなります。

<EOSによる主な課題>

  1. 不具合の修正・アップデートがされなくなる
  2. データ漏洩や改ざんのセキュリティリスクに晒される
  3. 長い間使用しているハードウェアの老朽化に伴い、故障のリスクが高くなる
直近でEOSを迎える製品 一例  ※2025年10月現在
 製品名延長サポート
終了日
最新の
製品バージョン
対応クラウドサービス備考
Exchange Server 2016/20192025/10/14Exchange Server
Subscription Edition
Exchange Online
Skype for Business Server 2015/20192025/10/14Skype for Business
Server Subscription Edition
TeamsSubscription Editionは、2025年3Qリリース予定
Windows 102025/10/14Windows 11Azure Virtual MachineWindows Defender for Windows 10を含む
Microsoft Office 2016/20192025/10/14Microsoft Office 2024Microsoft 365 Apps
Microsoft BitLocker
Administration and Monitoring 2.5
2026/04/14Microsoft Intuneオンプレミスの代替製品としては、Microsoft  Configuration Managerが該当
SharePoint Server 2016/20192026/07/14SharePoint Server
Subscription Edition
SharePoint Online
SQL Server 2014/20162026/07/14SQL Server 2025Azure SQL Database
Windows Server 20162027/01/12Windows Server 2025Windows Server on AzureWindows Storage Server 2016を含む

解決できる課題

こんな課題に最適です
     
  • 数か月~2年以内にEOSを迎える製品の刷新を検討している
  •  
  • 自社に最適な刷新方法を提案しほしい
  •  
  • データ移行方法の提案から移行完了まで支援して欲しい
  •  
  • 刷新後の運用し易さを考慮した設計ができる会社に支援して欲しい

特徴・メリット

Microsoft EOS対策サービスを利用するメリット

オンプレミスからクラウドまでMicrosoft に関する豊富な経験

弊社は30年以上に渡りMicrosoft 関連のサービスを提供しており、オンプレミスはもちろん、Microsoft 365/Azure のクラウドの特長を熟知しています。これまで蓄積してきた数多くのノウハウを活かし、ハイブリッド環境を含めさまざまな課題を解決してまいりました。

最新技術を活用したシステム開発・リプレースから導入後のアフターサポートまで、一貫したサービスをご提供します。

絶え間ない市場の動き、制度の変更、産業構造の変化、効率化への要求など、ビジネスを取り巻く状況は常に変動しています。長年培ってきたノウハウを用いて、お客さまのご要望や変化するマーケットに対応し、最適なアーキテクチャをご提案します。

セキュリティリスクの大幅な低減

EOS対策サービスを導入することで、サポートが終了したWindows ServerやクライアントOSを最新環境へ移行でき、脆弱性を根本から解消することができます。

サポート終了後の製品はセキュリティ更新が提供されず、既知の脆弱性を悪用した攻撃に非常に弱い状態となりますが、最新環境に移行することで、Microsoftが継続的に提供するセキュリティパッチやゼロデイ対策を確実に受けられるようになります。

クラウド活用によるIT基盤の最新化

EOS対策を単なる延命措置ではなく、クラウド活用の第一歩として位置づけることができます。たとえば、旧バージョンのWindows ServerをAzure上の仮想マシンに移行することで、最新のセキュリティ更新を継続的に受けながら、既存アプリをそのまま稼働させることが可能です。オンプレミスの更新コストを抑えつつ、災害対策やリモート管理など、クラウドの利点も同時に享受できます。

機能・仕様

サービス詳細

EOS対応時のポイントは大きく分けて3つあります。

1.製品をバージョンアップし、既存のサービスや機能を踏襲する

業務を行う上でサービスや機能的に特に問題がない場合に採用します。

機能や仕様に大きな変更を伴わないため、アップグレードによるユーザーへの影響を最小限に抑えることができます。

2.バージョンアップやクラウドサービスの活用によるコスト削減を行う

CPU やメモリなどの進化や通信速度の向上などにより、ハードウェアの集約化や

クラウドへの移行が可能になりました。これにより、設備効率が向上し投資コストを
抑えることができます。

3.クラウドサービスの活用によるビジネス拡大、転換を行う

業務フローの見直しを行い、クラウドサービスを最大限利用できるようにします。クラウドサービスはアップデートのリリース速度が速いため、ビジネスの変化に迅速に対応することが可能になります。

これらのポイントを踏まえて、弊社ではお客様の環境に合わせて以下の3パターンをご提案しています。

1. オンプレミス環境で最新バージョンへアップグレード

Exchange Server や SharePoint Server、SQL Server などのオンプレミス製品について、アップグレードする最適な方法は、お客様のシステム利用状況により異なります。弊社はMicrosoft製品を中心に数多くの移行実績を持っており、単なるサーバーのアップグレードではなく、移行すべきデータの選定やその最適な移行方法の提案から実施も含め、すべてを安心してお任せいただくことが可能です。

2.クラウドサービスへ移行

例えば、Exchange Server や SharePoint Serverなどのオンプレミス製品は、システムの移行先として、Microsoft 365 の Exchange Online や SharePoint Onlineといったクラウドサービスが提供されています。近年はサーバー管理からの解放など様々な目的のため、オンプレミスからクラウドサービスへの移行の潮流が加速しています。弊社でもクラウド移行のプロジェクトは数多く実績がありナレッジも豊富なため、安心かつスムーズなクラウド移行を支援します。

3.ESU を購入してサポートを継続

Extended Support Updates(以下、ESU)は、サポートが終了している特定の Microsoft 製品を最大3年間、利用期限を延長することができるプログラムです。

ESU の利用にあたっては、Azure へのリフトアップが必要になる場合があります。弊社では、単純なライセンス販売だけでなく、Azure へのリフトアップについても対応可能です。

パターン別比較表
オンプレミス更新クラウド移行ESU
概要OSやアプリを最新バージョンに更新し継続運用AzureやM365等に移行し、最新の
サービスを利用
EOS製品に対し、最大3年間期間を延長
メリット既存構成や運用ルールを適用可能
ネットワーク制約がある環境でも対応
運用負荷の軽減
ハイスケーラビリティ
ベンダーがインフラを管理
短期間で簡単に導入可能
既存資産をそのまま活用可能
初期コストハードウェアやソフトウェア導入費用
バージョンアップの作業費用
サーバー機器を購入する必要無契約のみで導入可能
運用コスト技術者の人件費
設置場所費用
電力コスト
サブスクリプション
従量課金制
2年目以降費用が増加
機能更新都度アップグレードが必要基本的に最新機能を享受可能重要なセキュリティ更新のみ
移行期間2~3ヵ月以上2~3ヵ月以上2~3週間
リスク/制約社内で保守・運用する負担
初期費用が高額
常に最新情報の確認が必要
データや通信の管理がベンダーに依存
サポート終了までの猶予措置であり限定的

導入までの流れ

Microsoft EOS対策サービス導入までの流れ

オンプレミス更改/クラウド移行とESUで進め方が異なります。方針策定で適切な対策方法を検討します。下記に示した導入までの期間はおおよその目安となります。対象システムの規模感や設計の粒度等により増減します。

参考

弊社のMicrosoft製品の取り組み

弊社は、1994年から30年以上にわたりMicrosoft ソリューションを提供しており、数多くの実績を有しています。オンプレミス環境から、Microsoft 365・Azureといったクラウド環境まで、その特性を熟知し、ハイブリッド環境含むさまざまな課題を解決してきました。

絶え間ない市場の変化や制度改定、産業構造の転換、さらには効率化の要求など、ビジネスを取り巻く状況は常に変動しています。そうした状況に的確に対応するため、これまで蓄積してきた豊富な知見をもとに、お客さまのニーズに合わせた最適なアーキテクチャーを提案。インフラ構築・再設計から、最新技術を活用したシステム開発やリプレースまで、一貫したサービスをご提供しています。

長年培った技術力と経験に裏打ちされたソリューションを提供し、クラウド活用によるDX推進を力強く支援します。

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